2008年02月24日

楽器考No.02(フルート)

第2回目は「フルート(Flute)」です。
キーと音域を示します。

キー:C

音域:
フルートの音域


※最低音は「C」までですが、特殊キーによりさらに下の「B」、「Bb」が出せるものもありますが、音域には含めない事にします。

Note:
キーの構造上、次の音の間のトリル(Trill)は不可能です。

1)「C−Db」
2)「C−Eb」
3)「Db−Eb」
フルートの不可能なトリル


参考文献:

新総合音楽口座8 管弦楽法概論
財)ヤマハ音楽振興会

フルート概論
レネ・ル・ロワ(Rene Le Roy)著:竹田久夫 訳
(株)カワイ楽譜
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2008年02月14日

楽器考No.01(サクソフォーン)

今月よりアレンジに必要な楽器の知識、特に「音域」についての知識を補強して行きたいと思います。

第1回目は「サクソフォーン(Saxhorn)」です。
サクソフォーンは、一般的には次の4種類がありますが、そのキーと音域を以下に示します。

種類:

1)ソプラノ・サックス(Soprano Sax)
2)アルト・サックス(Alto Sax)
3)テナー・サックス(Tenor Sax)
4)バリトン・サックス(Baritone Sax)

音域:

1)ソプラノ・サックス(Bb)
Soprano Sax


2)アルト・サックス(Eb)
Alto Sax


3)テナー・サックス(Bb)
Tenor Sax


4)バリトン・サックス(Eb)
Baritone Sax


以上が通常使われる音域で、最も自然な音色が出せる範囲です。カッコ内はキーを示します。

※楽譜のキーはCで、実際の音域を現しています。

スペシャル・トーン:

このほかクラッシクではほとんど使われませんが、自然な音域の上に、特殊な運指(フィンガリング)によるスペシャル・トーン(Special tone)が存在します。以下にそれを示します。運指は各サクソフォーン共通です。

F#:
Special F#


G:
Special G


G#:
Special G#


A:
Special A


Bb:
Special Bb


B:
Special B


C:
Special C


T=オクターブ・キー(左手親指)

2=左サイド・キー(左手人差し指の腹/D#)
※ハイトップのD#の音を出す時に3と一緒に押す。

3=左サイド・キー(左手人差し指の腹/D)
※ハイトップのDの音を出す時に押す。

9=右サイド・キー(右手人差し指の腹/B#)
※主にBの音にトリルをかけると時に使用する。

10=右サイド・キー(右手人差し指の腹/Bb)
※Bbの音を出すと時に押す。

12=右スライド・キー(右手小指/D#)
※D#の音を出すと時に押す。



参考文献:

新総合音楽口座8 管弦楽法概論
財)ヤマハ音楽振興会

Jimmy Dorsey Saxophone Method
Robbins Music Corporation
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2007年04月15日

スケール「ペンタトニック」の妙

今日は地震が2度ありました。私の住む名古屋でも相当揺れました。

2007年4月15日(日)晴れ

地震のせいでもないのですが、今日はちょっと変わったことをしてみたくなりました。

音楽で使うスケールの中に5音階(ペンタトニック)と言うものがあります。5音階にも色々あるのですが、その中で代表的なものは、通常の「ドレミファソラシド」から、「ファ」と「シ」を取り除いた音階が良く使われます。「演歌」などはこの5音階を使用しています。この音階で曲を書くと通常は演歌っぽくなるのですが、そうならないものがあります。

そこで、中山晋平作曲「ゴンドラの唄(ごんどらのうた)」をご紹介します。有名な曲なので、ご存知の方も沢山お見えになるのではないかと思いますが、この曲には、「ファ」と「シ」がまったく使われていません。


どうでしょうか。演歌っぽく聞こえましたでしょうか。ボサノバのリズムをつけてありますので、その様に聞こえないのは当たり前かも知れませんが、「曲想」が明らかに演歌とは違います。

どうしたらこの様な曲が書けるのか、不思議です。

Arranged by Londo Station
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2007年02月14日

気持ちの体操 その1

皆さんは「音楽の三要素」という言葉を、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

1)メロディー(旋律)
2)ハーモニー(和音)
3)リズム(律動)

単なる音にはこのようなものは存在ししませんが、音を楽しもうとすると、どういう訳かこの三つが重要な意味を持ってまいります。

一体どうなっているのでしょうか?

私が思うに、音楽そのものにこのようなものがあるのではなく、むしろ聞いている私たちに音を3通り楽しむ感覚が備わっているのではないかと思うのですが。

心地よいメロディーは頭の中に滑り込んできます。躍動感のあるリズムは心臓の鼓動のように体に反応します。
ではハーモニーはどこへ行ってしまうのでしょうか?

いい音を聞いたとき「心にしみる」と表現されることがありまが、私は、これがハーモニーの行き着く先だと考えております。

そんな訳で、ここからがコード・スタディーの本論になります。
この機会に、和音(コード)を使用した「気持ちの体操」をして見ませんか。

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2007年02月12日

目の回るリズム・トレーニング その1

シンコペーションの練習です。
題して、「3連符もどき」


r001.gif


歌詞:
ドレミド−レミドレ−ミドレミ−ドレミド−レミドレ−ミドレミ−ドレミド−レミドレ−ド

ゆっくりモード:
3連符もどき1(Sanren_1.mid)

倍速モード:
3連符もどき2(Sanren_2.mid)

ポイント:
小節の頭を強く意識しながらリズムをとります。


posted by Londo at 14:30| Comment(0) | TrackBack(0) | ロンドの音楽ファイル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする