2008年02月14日

楽器考No.01(サクソフォーン)

今月よりアレンジに必要な楽器の知識、特に「音域」についての知識を補強して行きたいと思います。

第1回目は「サクソフォーン(Saxhorn)」です。
サクソフォーンは、一般的には次の4種類がありますが、そのキーと音域を以下に示します。

種類:

1)ソプラノ・サックス(Soprano Sax)
2)アルト・サックス(Alto Sax)
3)テナー・サックス(Tenor Sax)
4)バリトン・サックス(Baritone Sax)

音域:

1)ソプラノ・サックス(Bb)
Soprano Sax


2)アルト・サックス(Eb)
Alto Sax


3)テナー・サックス(Bb)
Tenor Sax


4)バリトン・サックス(Eb)
Baritone Sax


以上が通常使われる音域で、最も自然な音色が出せる範囲です。カッコ内はキーを示します。

※楽譜のキーはCで、実際の音域を現しています。

スペシャル・トーン:

このほかクラッシクではほとんど使われませんが、自然な音域の上に、特殊な運指(フィンガリング)によるスペシャル・トーン(Special tone)が存在します。以下にそれを示します。運指は各サクソフォーン共通です。

F#:
Special F#


G:
Special G


G#:
Special G#


A:
Special A


Bb:
Special Bb


B:
Special B


C:
Special C


T=オクターブ・キー(左手親指)

2=左サイド・キー(左手人差し指の腹/D#)
※ハイトップのD#の音を出す時に3と一緒に押す。

3=左サイド・キー(左手人差し指の腹/D)
※ハイトップのDの音を出す時に押す。

9=右サイド・キー(右手人差し指の腹/B#)
※主にBの音にトリルをかけると時に使用する。

10=右サイド・キー(右手人差し指の腹/Bb)
※Bbの音を出すと時に押す。

12=右スライド・キー(右手小指/D#)
※D#の音を出すと時に押す。



参考文献:

新総合音楽口座8 管弦楽法概論
財)ヤマハ音楽振興会

Jimmy Dorsey Saxophone Method
Robbins Music Corporation
posted by Londo at 01:33| Comment(0) | TrackBack(0) | ロンドの音楽ファイル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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