2007年12月15日

勝手にアンコールNo.005

Coffee Breakコーヒー・タイムにしませんか?

2007年12月15日(土)あやふやな曇り

今日で12月も中日(「ドラゴンズ」ではなく「なかび」)ですね。モタモタしている場合ではなくなってきました。

とは言え、ここの所バタバタしてたので今日はゆっくりと音楽でも聞きたい気分です。よって、「勝手にアンコール!」と言う事にします。曲目は、ウィリアム・シェイクスピア・ヘイス(William Shakespeare Hays)作曲「冬の星座(Molly Darling)」とします。この曲もこれからが「旬」です。宇宙の神秘を感じさせる曲想ですね。


今では「天動説」を信る方はいないと思いますが、曲想の根底には「天が自分の周り回っている」と言った感覚が潜んでいるように感じます。

一口に「天動説」と言っても、それはそれで中世ヨーロッパを1500年間にわたって支配し続けた、偉大な学説です。アリストテレスの「天動説」で、何時何処にどの様な星が来るのか、未来の星の運行をかなり正確に予言できると言います。

ハッブルの「ビッグ・バーン」説が正しいとすれば「天」も「地」も動いていると言うことになり、「天動説」も「地動説」も根底から覆ってしまいますが、星を見ている限り、「天」も「地」もとまっているように感じます。

そもそも、人の一生など137億年の宇宙の時間スケールから見れば、ほんの一瞬に過ぎません。星を見上げたその瞬間こそ、宇宙は動いているのではなく、止まっていると考えても差し支えないのではないかと思えてきます。余計な予備知識を取っ払って、宇宙の神秘を直接感じたいものです。

ま〜、小難しい話は別にして、時々は音楽でも聴きながら遠い宇宙の果てに思いを馳せるのも、とびっきり優雅な時間ではないかと思うのですが、どうなのでしょう。

関連記事:
PDF「冬の星座(Molly Darling)」楽譜スケッチ
MP3「冬の星座(Molly Darling)」ダウンロード
Web音楽館「冬の星座(Molly Darling)」

Arranged by Londo Station
posted by Londo at 00:39| Comment(6) | TrackBack(1) | コーヒー・ブレイク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
☆を見ていると、大きなことだと思っていたことが
とても小さなことに思えてきます。
じーっと見てると、自分はLondoさんの言う通り
億光年のなかの、ほんの一瞬の存在なんだなって^^*
magu7の家の窓から、東の夜空を見るとサソリ座がきれいに見えますヨ♪
天然プラネタリウムで〜す☆
Posted by magu7☆ at 2007年12月15日 11:37
magu7さん、こんにちは。

「天然プラネタリウム」、聞きたくな〜〜い!
羨ましい。こちらは明るすぎで、ちっとも見えません。
無駄な灯が多すぎるのではないかと思ってます。
Posted by Londo at 2007年12月15日 13:23
こんにちは。

「冬の星座」は歌詞も素敵ですよね。
オリオン座が大好きです☆

電子レンジの「音」に爆笑!!!特にニンジン
プロジェクトXだったかな?「チン」にたどり着くまでの物語をやってたと思います。
自転車のベルだったような・・・。
不確かな記憶ですみません。ぺこっ
Posted by ミユウ at 2007年12月15日 17:00
ミユウさん、こんばんは。

子供の頃はオリオン座がハッキリ見えたのですが、最近なかなか見れなくなってしまいました。ネオンや街灯やら明る過ぎるのと、空気も汚れているのかもしれませんね。

プロジェクトXは私も見ていましたよ。
電子レンジについて取り上げていたのは知りませんでしたが、ルーツが自転車のベルだったとは、ちょっと意外ですね。何か理由があってこの音になったのでしょうが、ソロソロ見直して欲しいものです。
Posted by Londo at 2007年12月15日 19:36
こんにちは^^
この曲って、シェイクスピアなんだ^^w

まー、天動説も地動説もビックバンも、観察者をどこに置くかって、違いで、ここまで変わるのね^^;wwww
視点を変えると、観るもの全て、新鮮です^^vwwwwwwwwww
Posted by nukunuku at 2007年12月15日 21:25
nukunukuさん、こんばんは。

そうですね。
「天動説」では地球は動かない絶対的な物と考えていたようですが、コペルニクスやガリレオがそれを覆して「地動説」を唱えました。しかし、「地動説」に於いても当時は「太陽」こそは動かない絶対的な物と考えていたようです。ところがそれも「ビッグ・バーン」で吹き飛ばされて、絶対的な物は何もないということになってきました。

ある意味では、科学の歴史は人間の精神的よりどころをことごとく破壊しているように見えます。本当に「絶対的な物」は存在しないのかどうか、「絶対的真実などあれ得ない」と言う結論が正しいかどうか、よく考えないといけませんね。
Posted by Londo at 2007年12月15日 23:09
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