今月よりアレンジに必要な楽器の知識、特に「音域」についての知識を補強して行きたいと思います。
第1回目は「サクソフォーン(Saxhorn)」です。
サクソフォーンは、一般的には次の4種類がありますが、そのキーと音域を以下に示します。
種類:
1)ソプラノ・サックス(Soprano Sax)
2)アルト・サックス(Alto Sax)
3)テナー・サックス(Tenor Sax)
4)バリトン・サックス(Baritone Sax)
音域:
1)ソプラノ・サックス(Bb)
2)アルト・サックス(Eb)
3)テナー・サックス(Bb)
4)バリトン・サックス(Eb)
以上が通常使われる音域で、最も自然な音色が出せる範囲です。カッコ内はキーを示します。
※楽譜のキーはCで、実際の音域を現しています。
スペシャル・トーン:
このほかクラッシクではほとんど使われませんが、自然な音域の上に、特殊な運指(フィンガリング)によるスペシャル・トーン(Special tone)が存在します。以下にそれを示します。運指は各サクソフォーン共通です。
F#:
G:
G#:
A:
Bb:
B:
C:
T=オクターブ・キー(左手親指)
2=左サイド・キー(左手人差し指の腹/D#)
※ハイトップのD#の音を出す時に3と一緒に押す。
3=左サイド・キー(左手人差し指の腹/D)
※ハイトップのDの音を出す時に押す。
9=右サイド・キー(右手人差し指の腹/B#)
※主にBの音にトリルをかけると時に使用する。
10=右サイド・キー(右手人差し指の腹/Bb)
※Bbの音を出すと時に押す。
12=右スライド・キー(右手小指/D#)
※D#の音を出すと時に押す。
参考文献:
新総合音楽口座8 管弦楽法概論
財)ヤマハ音楽振興会
Jimmy Dorsey Saxophone Method
Robbins Music Corporation
posted by Londo at 01:33|
Comment(0)
|
TrackBack(0)
|
ロンドの音楽ファイル
|
|